昨夜遅くにペルーを出発し、早朝にブラジルの首都ブラジリアに到着しました。ブラジルはこれまで何度も訪問していますが、高地ペルーから入ると、温かいなと感じます。
ブラジリアは、1956年に「50年の発展を5年で」というスローガンのもと、標高1100メートルの高原で建設が始まり、わずか4年でブラジルの新首都となりました。国連本部ビルも手掛けたブラジル人建築家のオスカー・ニーマイヤー氏が設計し、建設当時、建物群の曲線が印象的な「未来都市」と呼ばれました。
今日は、こうした近未来の雰囲気が漂うブラジリアで政府や議会の関係者との会談を重ねました。
ヴィエイラ外務大臣との会談では、ウクライナ、中国、北朝鮮を巡る国際情勢について、両国が連携して対応していくことを確認しました。
アダッジ財務大臣との会談では、ブラジルに進出している日本企業が期待を寄せている税制改革について意見交換しました。アダッジ大臣は将来の大統領候補とも言われており、改革への強いリーダーシップに期待したいと思います。
ブラジル日本友好議員連盟のニシモリ会長とも2年ぶりに再会し、日本人のブラジル移住115周年の節目を迎え、世界最大200万人の日系人社会の活動や議員間交流の活発化を進めていこうと話し合いました。
今回の訪問では、来年のG20議長国を務めるブラジルの政府・議会関係者と率直な意見交換ができました。国際社会の結束に向け、G7広島サミットでの成果をG20につなげ、グローバル・サウスとの連携強化を図る有意義な会談になりました。
2夜連続の機内泊ということになりますが、これから大西洋を越えてポーランドに向かいます。