ポーランドでの２日間の日程が終わりました。
日本にとって重要な戦略的パートナーのポーランドでは、ウクライナの復旧・復興も見据え、ブダ開発・技術大臣、副首相などの要職も歴任したエミレヴィチ・ポーランド・ウクライナ開発協力政府全権代表と会談を行いました。

ブダ開発・技術大臣との会談では、ピェホヴィアク大阪万博担当代表も同席し、連携が進む日本とポーランド経済のさらなる発展、ウクライナ、東アジアはじめ最新の国際情勢について意見交換を行いました。ポーランド・ウクライナ開発協力担当のエミレヴィチ全権代表との会談では、ポーランドが９月に日本で開催するウクライナの復旧・復興に向けたセミナーについて話し合いました。また、私から、来年、日本で開催予定の「日ウクライナ経済復興推進準備会議」への協力を呼びかけました。

ウクライナの復旧・復興では、官民を挙げた取組みが重要となります。ウクライナ、ポーランドに拠点を持つ日本企業の方々とお会いして、現在の活動状況や現地のニーズなどを中心に幅広く意見交換しました。

また、無名戦士の墓への献花を行い、ウクライナ避難民の支援施設も視察しました。避難民支援施設では、ロシアによるウクライナ侵略が５００日を超えて長期化する中、避難民の方々と直接お話しして、将来に向けた要望などを伺いしました。厳しい避難生活を送る子供たちには、日本から持参したけん玉の遊び方を教え、ウクライナーカラーのけん玉をプレゼントしました。

８日間、日本から太平洋を渡って南米、さらに大西洋を越えてヨーロッパ、そして日本に戻るという地球をぐるっと一周するハードな出張でしたが、１日１日がとても充実した日程となりました。各国での大統領、首相、外相はじめ政府・議会関係者との会談、また、避難民施設の視察の内容などを政府と共有し、Ｇ７議長国、国連安保理の非常任理事国として「外交の年」を迎え、またウクライナ支援もさらに進めていく日本の今後の取組みにつなげていきたいと思います。