2020年10月6日
約3時間にわたり、第2回日米豪印外相会合を行いました。
新型コロナの世界的な拡大によって対面での外交活動に制約が生じている中、今日、東京において、4か国の外交の責任者である我々が顔を合わせてしっかりと議論をできたことは非常に意義深かったと考えています。今後、この外相会合を定例化するとともに、来年の適切なタイミングで次回の会合を開催することになりました。また、夕食会では、明日の私の誕生日をケーキでお祝いしてもらいました。
会合では、新型コロナの世界的な拡大に伴って顕在化した諸課題への対応について意見交換を行い、保健・衛生分野やデジタル経済など新たな国際ルール作り等の課題について引き続き連携していくことを確認しました。
また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、より多くの国々との連携を広げるとともに、質の高いインフラ、海洋安全保障、テロ対策、サイバーセキュリティ、人道支援・災害救援、教育・人材育成を始め、様々な分野で実践的な協力を更に進めていくことで一致しました。日本が提唱した外交コンセプトがこれほどまでに国際社会に浸透したことは今までなかったことであり、今日の議論も踏まえ、協力の更なる具体化を進めていきたいと考えています。
さらに、北朝鮮、東シナ海・南シナ海を始めとする地域情勢についても突っ込んだ議論を行いました。