2021年3月31日
本日、G7貿易大臣会合に出席しました。議長国の英国がG7では初めて設置した貿易大臣プロセスの初となる会合で、G7の貿易担当閣僚の他、オコンジョ=イウェアラWTO事務局長が出席しました。
会合では、新型コロナからの回復、WTO改革、デジタル経済等の新しい分野に関するWTOのルール作りについて議論し、自由かつ公平で持続可能な多国間貿易体制を強化していくことで一致しました。
私からは、価値と戦略的利益を共有するG7が結束すべき分野、すなわち、①次回のWTO閣僚会議に向けて具体的成果を挙げるとともに、紛争解決制度改革や途上国地位に関する議論を深め、WTO改革を進めること、②公平な競争条件を確保するためのルール作りをG7が主導していくこと、③デジタル貿易に関する高い水準の原則にG7が合意することで、WTOの電子商取引交渉を後押しすること、④環境や保健、女性といった分野の新たなルール作りに取り組んでいくことなどを強調しました。
次回5月のG7貿易大臣会合に向け、日本がG7をリードしていきます。