2018年9月28日
先程、米国ニューヨークから帰国しました。
私とライトハイザー通商代表との協議、安倍総理とトランプ大統領との首脳会談を通じて、日米両国は「日米物品貿易協定(TAG)」について交渉を開始することに合意しました。
この協定は、日米双方がウィンウィンとなることを目指すものです。日米共同声明には、日本の農林水産品について、過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの譲許内容が最大限である、との我が国の立場を米側も尊重することが明記されました。また、日米は今後信頼関係に基づき議論を行うこととし、交渉中は自動車に関する米国の通商拡大法232条に基づく制裁関税を課されることはないことを首脳間及び閣僚間で確認しています。
今後、米側の議会関係の手続があり、少し時間を置いて具体的交渉が開始されることになります。決して簡単な交渉ではないと思いますが、我が国としては、攻めるべきは攻め、守るべきは守る、との観点から、国益に沿った形で今後の交渉を進めていきます。