2018年4月12日
おはようございます。
昨日は、官邸で未来投資会議と経済財政諮問会議を開催しました。
未来投資会議では、「ダボス会議」の主催者である世界経済フォーラムのシュワブ会長をお招きして、AIやビッグデータなどの技術で高度な経済、便利で豊かな社会を作る「第4次産業革命」について議論しました。最も少子高齢化が進んでいる日本こそが、ヘルスケアや自動走行の分野で世界をリードしてほしいとのお話がありました。シュワブ会長とは、二人でもお会いし、米国サンフランシスコに続き、この夏にも日本に第4次産業革命の研究拠点を設けて、日本と世界の知見をつなぐハブにしていこうと話をしました。
経済財政諮問会議では、夏の財政健全化計画に向けて、社会保障と社会資本整備の改革を議論しました。2022年度には団塊世代が75歳に入り始めます。こうした構造変化を見据えた社会保障の改革を今からしっかりと行う必要があります。また、社会資本整備については、更新需要が高まる一方で人手不足にも直面しています。技術革新を使った効率的な整備、ともすれば年度末に集中しがちな執行の平準化といった改革をしっかりと行っていきます。