2017年1月17日
アメリカ訪問の初日、ロジャー・ウィッカー上院議員やマイケル・グリーンCSIS上級副所長など米国有識者とトランプ新政権の政策や日米関係などにつき意見交換しました。
新政権発足前なので見通せない部分もあるが、日米同盟の重要性や同盟関係をさらに強化していくことについてはトランプ新政権とも考えが一致するというのが大方の見方でした。
一方、経済面ではTPPについてのトランプ氏の選挙期間中の発言もあり、すぐに動かすことは難しいのではないか。その中で良好な日米経済関係を維持・発展させるためには狭い通商関係の交渉ではなく、AI、ロボット等の新技術、サイバーセキュリティ、エネルギー分野での日米協力やアジア各国でのインフラ投資での日米協調といった大きな枠組みでの議論が、より生産的であるとの考えを共有しました。いずれにせよ“Unpredictability”というのが、ここワシントンでは一つのキーワードのようです。