2013年4月5日
(冒頭発言)
【対北朝鮮の輸出入全面禁止措置】
本日は、閣議におきまして4月13日に期限を迎えます対北朝鮮の輸出入の全面禁止措置につきまして、従来の1年間に代えて、2年間延長することを決定いたしました。これは北朝鮮をめぐる諸般の情勢を総合的に勘案し、北朝鮮がこれ以上の挑発行為を控え、諸懸案の解決に向けた前向きで具体的な行動を取るように強く求めるためのものであります。経済産業省としては、本日の閣議決定を受けて、引き続き関係省庁と緊密に連携しつつ、本措置の厳格な執行に努めてまいりたいと考えております。
(質疑応答)
【TPP】
Q: 今日のTPPの交渉参加に向けた体制について閣議決定があったと思うのですが、経済産業省側の体制について教えてください。
A: 新しい体制ができました。その中で経済産業省からも必要とされる人がその本部の中に入っております。国益をかけた交渉にしっかりと臨んでいきたいと思っております。
Q: 大体規模的にはどのくらいになるのでしょうか。
A: 全体で60名という話でありました。
Q: それから、日米の事前協議に関して、その後の進捗について教えてください。
A: 進展しております。ただ、まだ交渉中である、協議中であるということには変わりありません。
Q: 日米の協議の中で進展しているというふうなお話が今ありましたけれども、個別具体的な分野というのはなかなか難しいかもしれませんが、どういった分野での進展が一番大きいですか。
A: それぞれの分野で進展を見せているということであります。まだ細かい点は残っております。
Q: 関連して、総理の表明から大分時間もたっています。当初の予定より時間が掛かっているなという印象なのでしょうか。
A: そういう印象は持っておりません。順調に進んでいると思っています。
Q: 7月の末ということになりますと、本当にそろそろまとまらないと厳しいのかなという感じもするのですが、その辺はいかがでしょうか。
A: 今後の7月の会合はどうなるか、まだ確定しておりません。我が国としては、一日も早く交渉に参加できるように関係国と協議をしっかり進めていきたいと思っています。
【日銀の金融緩和政策】
Q: 昨日日銀の金融政策決定会合で、新しい金融緩和のメニューが出てきましたけれども、大臣のお言葉を頂いてもいいですか。
A: 2%、2年、マネータリーベース2倍、そして国債2倍、2×4と、次元の違う政策だと高く評価しています。
Q: 市場も機敏に反応しているみたいですが、いかがですか。
A: そのように考えております。
(以 上)