2013年2月19日
(質疑応答)
【東通原発の評価結果と東北電力電気料金審査】
Q: 東通原発ですけれども、評価会合が活断層の可能性が高いというふうに示しましたけれども、その受け止めと、あと東北電力の値上げの中で再稼動を織り込んでいたかと思うのですけれども、それについて値上げ申請に与える影響等、お聞かせいただけますでしょうか。
A: 評価書は御指摘のような内容で大きな議論もなかったと聞いておりますけれども、今後規制委員会で改めて議論されるという段階ですから、私の方からコメントは差し控えたいと思います。
東北電力の値上げ申請につきましては、そうした実態も踏まえて最大限の効率化を図っているものになっているか、しっかりと厳正に審査をしてまいりたいと考えております。
【日米首脳会談、TPP】
Q: 日米首脳会談が今週末にあるかと思うのですけれども、TPPももちろん議題になるかと思うのですが、どういった成果を望みますか。
A: まずは新政権において、前政権で崩れてしまった日米関係を安倍総理、とオバマ大統領の間でしっかり取り戻して、強固な日米関係を、外交安全保障の面でも、また経済の面でも作っていくということが一番重要だと思います。
【日米首脳会談、シェールガス】
Q: 関連してなのですけれども、首相がシェールガスの輸出についてオバマさんに要請をするという報道もありましたけれども、改めて、要請するお考えですか。
A: 今、外交ルートを通じて、具体的な首脳会談でのテーマ等々については調整をしていると思います。シェールガスにつきましては、いずれにしても日本としてアメリカに、輸出を引き続き要請し続けていきたいと思います。
【日米首脳会談、TPP】
Q: 日米首脳会談に関してですけれども、アメリカは全ての品目をテーブルに載せると、日本としては聖域なき関税撤廃は認めないと、これは両首脳同士の直接の対面といいますか、会談で少し展開を打開したいという考えが日本にあるかと思うのですけれども、安倍総理に期待というのは変ですけれども、求めるものというのは、大臣としていかがでしょうか。
A: まず今回の会談では、安倍総理に前政権のもとで崩れてしまった日米関係をしっかりと再構築をしてほしいと思っています。経済におきましては、国益を踏まえたしっかりした協議をやってくれるものと期待しております。
【電力システム改革】
Q: 電力システム改革についてなのですが、これから制度設計、重要な局面を迎えてくると思いますが、この過程の中で、また専門委員会の方などを聴取して、新たなものを作るかは別にして、委員会を招集して検討されるというお考えはありますか。
A: 既に委員会につきましては、2月8日にこれまで十数回の議論を踏まえて、最終的なしっかりとした御報告もいただきました。ボールは我々にあると思っています。我々でしっかりした案をこれからまとめていきます。
昨日、産業競争力会議で、エネルギー改革の全体像につきまして私から説明をさせていただきまして、総理からその方向でしっかり詰めてほしいということでありますから、今後法案の作成含め、準備を更に進めていきたいと思っております。
Q: その話なのですけれども、政府としてシステム改革の取りまとめをされるというふうに、昨日安倍総理がおっしゃったことについて、法案が提出される部分と政府としての取りまとめの位置付けの違いというのはあるのでしょうか。
A: ありません。
【関西電力・九州電力値上げ申請】
Q: 関西電力と九州電力の値上げ申請が行われていまして、委員会が明日にも開かれます。今、審査が行われているのは家庭用の電気料金でして、一方で競争力という観点から企業用も非常に関心が高いところでして、大臣としては値上げを圧縮、とどめるお考えか、この値上げ審査に対する考え方をお願いします。
A: 明日の結果も踏まえて、対応策を考えたいと思いますが、近々何らかの方針を打ち出します。
(以 上)