2020年3月20日
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、ここ数日間で、日中韓外相テレビ会議に加え、イタリア、カナダ、ドイツ、EU、イラン、米国との間で、集中的に外相電話会談を行いました。
各国との間では、それぞれの国における新型コロナウイルス感染症をめぐる状況や各国の取組について意見交換を行い、
① 各国で感染が拡大する中、感染症対策により得られた教訓・知見を共有していくこと
② 感染の拡大防止を図る上で、一定期間の適切な水際対策も必要であり、また、水際対策をとる上では関係国間での協調及び情報共有が重要であること
③ 感染症の沈静化に向けて治療薬やワクチンの開発が極めて重要であり、各国の官民の取組を強化し、共同開発も模索していくこと
④ 各国に滞在しているそれぞれの国民の安全確保に向けて引き続き協力していくこと
などで一致しました。
また、各国からは、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船していた各国国民の帰国等に際する日本政府の支援や協力、そして、日本からイラン及び周辺の途上国への感染の拡大防止・予防を目的とした緊急支援に対する謝意が示されました。
世界中で感染が拡大する中、関係国・機関と教訓・知見を共有し、事態の一刻も早い終息に向けて全力を尽くします。
また、引き続き、各国の在留邦人や渡航者の安全確保に、万全の対策をとっていきます。