2024年8月3日
4カ国歴訪の最後の訪問国として、フィリピンを訪問しています。
今日、さっそく、マルコス大統領、ロティリヤ・エネルギー大臣と会談しました。マルコス大統領との会談では、2026年の「日・フィリピン国交正常化70周年」も見据え、幅広い分野において、二国間協力を一層深化させていくことを確認しました。安全保障分野では、本日、日本とフィリピンの海上協同活動も行われており、先月署名されたRAA(部隊間協力の円滑化協定)、防衛装備移転など、地域の抑止力強化に向けた協力を着実に進めていくことで一致しました。
今回の一連の会談では、先月の第2回「2+2」などで関係強化が進む安全保障・防衛分野にとどまらず、脱炭素化の取組みはじめ経済全般に焦点を当てながら、日・フィリピン間で広範な協力関係を構築していく重要性を確認することができました。
明日は、日本がODAで支援するマニラ首都圏地下鉄の建設現場、日本企業が運営しているスマート農業を視察する予定です。今回訪問した4カ国、地理的にも近接していますが、インドネシアとシンガポールは乾季、タイとここフィリピンは雨季です。気候条件、そして歴史、文化、経済とASEANの多様性を感じます。