2018年3月9日
先ほど南米チリから帰国しました。何と0泊4日の行程でしたが、3月8日のTPP11協定の署名式に出席してきました。
トランプ大統領がTPPからの離脱を宣言したのが昨年1月23日、ちょうど1年後の今年1月23日に東京で11か国が最終合意し、3月8日にチリで署名式を行うことになっていたのです。
昨年来、我が国が議論を主導し、私自身も閣僚会議では議長を務めたり、関係国の大臣と協議を重ね、わずか1年で合意することができました。日本にとってもアジア太平洋地域にとっても歴史的な日になりました。TPP11は世界のGDPの13%(約10兆ドル)、約5億人という巨大な自由貿易市場を創り出すもので、世界的に保護主義が台頭するなかで、日本が21世紀型の新しいルールづくりをリードすることの意味合いは極めて大きいものがあります。
今後はTPP11の発効に向け、参加各国が国内手続きを進めることになります。日本としてもすみやかにTPP11協定と関連国内法を国会に提出し、日本がリード役となって、TPP11の早期発効に向けた気運を高めていきたいと思います。