2019年12月20日
ロシア訪問を終え、これから日本に戻ります。
滞在中は、ラヴロフ外務大臣と3回目となる会談を行い、幅広い二国間関係について充実した議論を行うことができました。
平和条約締結問題については、時間をかけて議論を行い、基本的な立場の違いを埋めていく方途について、お互いが知恵を出しながら突っ込んだやり取りを行いました。
諸般の事情が許せば、ミュンヘン安保会議の機会に次の外相会談を実施する方向で調整していくことで一致しており、交渉責任者として引き続き粘り強く交渉を進めていきます。
また、オレシュキン経済発展大臣との間で、貿易経済に関する日露政府間委員会第15回会合を開催しました。日露両国の経済関係の現状を包括的にレビューし、更なる発展のために両国で何をしていくべきかについて極めて前向きで有意義な議論を行うことができました。
来月からいよいよ日露地域交流年が開幕します。開会式は2020年前半に北海道において、組織委員会共同委員長である私とオレシュキン経済発展大臣が出席して実施する方向で調整していくことで一致しました。この地域交流年を実り多いものとするために、引き続きオレシュキン経済発展大臣と協力していきます。