2020年1月15日
米国での日程を終え、これから日本に帰国します。
サンフランシスコで、日米外相会談、日韓外相会談、日米韓外相会合を行いました。
日米外相会談では、中東情勢に関して時間をかけて率直な意見交換を行いました。事態のエスカレーションは回避すべきであり、引き続き、関係国と連携し、中東地域の緊張緩和と情勢の安定化に向けて外交努力を尽くしていくことの重要性を確認しました。
また、北朝鮮情勢に関し、拉致、核、ミサイルの諸懸案の解決に向け、今後も日米・日米韓で一層緊密に連携していくことで一致し、さらに、1月1日に日米貿易協定及び日米デジタル貿易協定が発効し、日米安保条約60周年となる記念すべき本年、日米同盟を一層強化していくことを確認しました。
ポンペオ長官から、米国が議長国を務めるG7サミットでの外相会合への出席・協力の依頼があり、今後も頻繁に会い、緊密に連携していくことで一致しました。
日韓外相会談では、最大の課題である旧朝鮮半島出身労働者問題等の諸課題について日本の立場をしっかり伝えるとともに、北朝鮮問題等での連携の重要性を確認しました。問題解決のため、今後も外相間を含め外交当局間の緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。
日米韓外相会合では、北朝鮮をめぐる情勢について、最近の動きを含めて意見交換を行いました。その上で、北朝鮮の完全な非核化の実現に向けて、日米韓三か国で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。また、拉致問題の早期解決に向け、米韓両国からの引き続きの支持と協力を働きかけました。