2020年2月8日
本日、英国のラーブ外相を東京にお迎えし、第8回日英外相戦略対話を開催しました。ラーブ大臣とは対面では初めての会談となります。英国のEU離脱直後のタイミングで開催された今回の協議では、EU離脱後の日英関係の更なる強化の在り方につき、幅広いテーマで議論しました。また、空手の黒帯であるラーブ大臣に2020年東京オリンピックへの選手としての出場を打診したところ、今回は遠慮したいとのことでした。
「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で、英国は欠くことのできない重要なパートナーです。安全保障・防衛分野では、共同訓練や北朝鮮「瀬取り」対策など、近年の二国間協力の大幅な進展を踏まえ、日英「2+2」の開催に向け調整することで一致しました。経済分野では、二国間で新たな経済的パートナーシップを迅速に構築していくことを改めて確認するとともに事務レベルで予備的な議論が始まっており、できる限り早期に交渉を開始し妥結することで一致しました。
このほか、北朝鮮、東シナ海・南シナ海、中東情勢等について議論するとともに、気候変動を含む国際場裡での協力につき議論しました。
また、本日の協議を踏まえ、共同ステートメントを発出しました。英国のEU離脱後も、政治、経済、安全保障・防衛などあらゆる分野で今まで以上に日英関係を強化すべく、ラーブ大臣と引き続き緊密に協力していきます。