2020年6月19日
昨日行われた国家安全保障会議と新型コロナウイルス感染症対策本部で、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について決定しました。当面は、ベトナム、タイ、豪州、ニュージーランドと協議・調整を行い、準備が整い次第、部分的・段階的な往来を試行的に行っていきます。
これら4か国との間では、それぞれ外相電話会談を行うなど、これまでも協議を進めてきました。タイとの間では、昨日の外相電話会談において、両国間のビジネス上不可欠な人材等の往来を可能とする仕組みを構築するために調整していくことを確認しました。ベトナムとの間では、両国間の往来に対する制限を部分的・段階的に緩和していくことで合意しました。開始のタイミング、どのような形で往来を再開するかといった詳細については、外交ルートを通じて調整していきます。また、豪州とニュージーランドについては、両国から、まずは豪州・ニュージーランド間の協議を優先したいという意向が示されていますが、今後どのような形で両国との往来の再開が開始できるか、引き続き調整していきます。
経済を回復軌道に乗せていく観点からも、新型コロナウイルス感染症再拡大の防止と両立する形で、国際的な人の往来を部分的・段階的に再開していくことは重要です。引き続き、関係省庁や諸外国と緊密に連携しながら対応していきます。