2021年3月11日
本日、ンゴジ・オコンジョ=イウェアラWTO事務局長と電話会談を行いました。同事務局長は、3月1日に就任したばかりで、これまでナイジェリアの外務大臣、財務大臣や世界銀行専務理事なども歴任した国際派・改革家として知られています。
私からは、WTOが抱える課題及び今後の進め方について、加盟国が共通認識を確立する必要性を強調し、新型コロナワクチンを含む医療品の円滑な貿易、デジタル経済のルール作り、紛争解決制度改革などで、日本がWTO改革を主導していく考えを伝えました。
これを受け、事務局長からは、WTO改革に向け今年は極めて重要な年であるという認識が示され、様々な交渉分野における日本の主導的役割に対する謝意と期待が表されました。
そのうえで加盟国と協力し、できるだけ早期に具体的成果を挙げることへの強い意欲が示されました。 <br>今後とも、WTO改革に向け、日本が主導的な役割を果たしていきます。