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茂木経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成26年2月12日(水)
8:47~8:51
於:衆議院議員食堂前

(冒頭発言)

 

 

【米国LNG輸出承認】
 私から簡単に2点。まず1点は本日の未明でありますが、アメリカの日本時間にしますと21日になりますけれども、日本企業が関与しておりますキャメロンのLNGプロジェクト、輸出の承認がおりました。これで日本企業が関与しております四つのLNGプロジェクトについて、全て承認がおりたということになるわけであります。
 この件につきましては、首脳、そして閣僚レベルで、これまで米国政府に対しても働きかけを行ってきた、この外交努力の成果だと考えております。私も昨年は2回米国を訪問いたしました。また、今年は1月20日、アブダビでエネルギーフォーラムが開かれた際に、モニーツ長官ともお会いして、再び輸出承認の要請を行ったところでありまして、会った際の感触で、このタイミングかなというタイミングで輸出許可がおりたと思っております。
 いよいよ本格的な輸出に向けて、準備が始まるということでありまして、それに向けて引き続き政府としても、全面的な支援を行い、安定的かつ安価なLNGの確保に努めていきたいと思っております。

 

 

【中心市街地活性化法改正案の閣議決定】
 もう1点、先ほどの閣議で、中心市街地活性化法の改正法案、閣議決定いたしました。この法案は、来訪者の増加など、中心市街地への経済効果の高い民間プロジェクトを認定して、従来よりも手厚い支援措置を重点的に講じる制度を創設すると同時に、地域における少子高齢化に対応して、コンパクトシティ化に取り組みます市町村を支援していくものであります。
 詳細につきましては、また事務方からお話をさせていただければと思っております。
 私から以上です。

 

 

(質疑応答)

 

【東京都知事選挙】
Q: 東京都知事選で脱原発を争点に掲げていました細川さん、そして小泉さんの元総理連合が敗れました。原発を所管する大臣としての受け止めをお願いします。

 

A: 今回の都知事選の結果、医療、介護、子育てを初めとします社会保障、そして福祉政策、更には景気対策、エネルギー問題等々、幅広いテーマについて議論が行われ、その上で都民がくだした判断を重く受け止めたいと思っております。

 

 

【エネルギー基本計画】
Q: 都知事選をにらんだ形で、やや議論が停滞していたエネルギー基本計画について、これからまた議論が再加速すると思いますけれども、この点について閣議決定の時期など、お願いします。

 

A: 議論は停滞したと思っていないのですけれども、この都知事選の期間も鋭意検討は進めておりまして、昨年末に基本政策分科会から意見をいただきまして、パブコメ1万9,000件寄せられました。こういったパブコメにおけます国民の意見等々も反映をさせながら、政府原案を策定し、そして与党プロセスを経て、閣議決定をしたいと思っておりますが、国民生活、そして経済活動に極めて密接に関係する問題でありますので、いつまでに決定すると、期限ありきではなくて、丁寧なプロセスを進めていきたいと思っています。

 

Q: 政府原案の取りまとめと党への提示なのですけれども、この時期的な見通しなどはいかがでしょうか。

 

A: 今申し上げたとおりです。

 

 

【TPP】
Q: 22日からシンガポールでTPPの閣僚会合が決まりました。そろそろ成果というか、何らかの形があった方がいいのかなと思うのですが、そのあたりどういう会議の成果を求めて、どういうふうに努力していきたいかということを。

 

A: 22日に閣僚会合が設定をされたと、まさに交渉が大詰めを迎えたという認識でおります。TPP交渉の早期妥結に向けて、日本としても全力で取り組んでいきたいと考えております。

 

 

(以 上)