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茂木経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成26年5月23日(金)
8:57~9:02
於:記者会見室

(冒頭発言)

 

(質疑応答)

 

【TPP交渉】
Q: 幹事社からは1点あります。シンガポールで開かれていたTPP交渉、参加12カ国による閣僚会合が終わりました。今回会合での交渉の進捗を大臣はどう評価されていますでしょうか。
 また、7月に首席交渉官会合を開くことも決まりましたが、今後の大筋合意への見通しについて御見解をお聞かせください。

 

A: シンガポールの閣僚会合は、さきの日米協議の進展を踏まえまして、各国間の2国間交渉の加速と、そして閣僚レベルでの交渉全体の進捗の評価を狙いとして、開催されたものでありまして、早期妥結に向けて、大きな一歩になったと評価をしております。
 そこで、7月に首席交渉官会合を行うということが決まったわけでありますけれども、交渉はまさに最終局面にあると思っていまして、7月の首席交渉官会合、極めて大きな山場になると思っております。
 恐らくそれに向けて、さまざまなバイの会談が進んでいくと思っていまして、事務レベルの折衝で、本当に政治的決断が必要な論点をどこまで絞り込めるか、これが鍵になってくると考えております。
 日米の間でも、来週ワシントンで大江代理とカトラー代行との折衝も予定をされているわけでありまして、引き続き早期妥結に向けて最大限努力をしていくことが必要だと考えております。

 

 

【タイ情勢】
Q: タイ情勢についてですけれども、タイの政情不安がクーデターにまで昨日発展いたしました。この動向と日本系企業への影響について、どう見ていらっしゃいますでしょうか。

 

A: 極めて遺憾な事態であると考えております。
 我が国としては、タイの情勢を引き続き注視をしておりまして、昨年来の同国における政治情勢というものが真摯な対話を通じて平和裏に解決されることを強く望んでおります。タイは日系企業が多く集積をしておりまして、日系企業にとっても重要な生産拠点の一つであります。邦人、そして日本企業の安全が図られるよう、我が国としても適切な措置をとってまいりたいと考えております。

 

 

【ロボット産業】
Q: 先日のOECDの閣僚理事会で安倍首相から、ロボット技術による新たな産業革命という表現で、先端技術を生かしていくという、強い意欲の表明があったわけなのですけれども、経産省でも近くロボット大賞の公募も始まると思いますけれども、先端技術をどのように成長戦略に生かしていかれるか、そのお考えを教えてください。

 

A: 安倍総理は、医療サービス分野や電力市場改革と並んで、今後さらに強化していく分野として、ロボットによる新たな産業革命を起こして、日本がロボット活用のショーケースになるということを掲げているわけであります。ロボットの技術は製造業を初め、医療、介護など、幅広い分野の人手不足の解消や、極めて人が入るには困難な分野であったりとか、老朽化したインフラの整備など、さまざまな社会課題を解決する可能性を有していると考えております。
 ロボット大賞の実施等もありますけれども、より幅広く、現在ロボットに関する現場のニーズ、そしてロボットの技術の可能性、そしてアメリカやドイツと比べた場合の日本の強み等の検討を行っておりまして、6月に取りまとめる新たな成長戦略に盛り込んでいきたいと考えております。

 

 

【ロシアとの関係】
Q: 先日、中国とロシアの大型のガスの購入契約が発表されましたけれども、日本はロシアへのエネルギープロジェクトへの今後の投資に今後も政府は注力されていくお考えですか。日本とアメリカの親密な関係というのがロシアへの。

 

A: 火曜日に答えましたけれども、聞かれましたか。

 

 

(以 上)